葉酸(ビタミンB9)とは?
水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、ビタミンB9と言われることもあります。ほうれん草など緑の葉に多く含まれるためこの名がつきました。葉酸の働き
たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する重要な役割があります。このため、赤血球の細胞の形成を助けたり、細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に役立ったりするなどの大切な働きをしています。
葉酸は、ビタミンB12と協力して血液をつくる働きがあるため、欠乏すると巨赤芽球性貧血という悪性の貧血がみられます。 また、妊娠初期の女性が十分な葉酸を摂取すると、胎児において神経管閉鎖障害という神経管の発育不全になるリスクを減らすことがわかっています。
さらに最近では、成人において脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患を防ぐという研究結果が多数報告されています。