こんにちは、Fusubonのオーナーの川谷です。
最近はインターナショナルスーパーが増え、海外の成分表示を目にすることも多くなってきました。
あるいは、海外旅行中に何を食べたらいいの?と心配になる方も多いかもしれません。
というわけで、本日は、海外(アメリカ)の栄養成分表示の糖質量の見方について紹介したいと思います。
海外の糖質≠Sugars、海外の糖類=Sugars
上のブルーベリーのラベルの表示をご覧ください。Sugars=砂糖なので、Sugarsを糖質量と思われる方も多いかもしれませんが、Sugarsは糖類です。
つまり、Sugarsは単糖類と二糖類を合わせたものに過ぎず、でんぷんなどの糖質については含まれていません。(糖質と糖類の違いって何だっけ?ややこしすぎない?という方は、糖類ゼロと糖質ゼロの違いについての記事で説明してますのでご覧ください。)
糖質については、日本同様に、炭水化物=糖質+食物繊維を利用します。
Total Carbohydrate=炭水化物 Dietary Fiber=食物繊維 ですので、 糖質=Total Carbohydrate-Dietary Fiber |
となります。
あと、間違いがちなのは、アメリカの成分表示は一回に使用されるであろう量単位で表示されている点です。注意しましょう。
また、英語で日本語の糖質のことを指す具体的な単語はないようです。かといって、ラベルの通り、糖類のことをSugarsというかというと、そうでもないようで、Carbohydrate=炭水化物、Sugars=砂糖と認識しておいて、あとはTPOに合わせて、理解していくしかないようです。(詳しい方教えてください!)ちなみに、saccharideという学術よりの用語もありますが、これは日本語で糖類を指すようです。
とにかく今回は海外の栄養成分のラベルの見方ですので、ラベルの上でSugarsは糖類を指すということだけ知っておけばOKです!
実際に海外の栄養成分表から糖質量を求めてみましょう
海外の表示から一食(今回は57g)あたりの糖質量を求める
炭水化物=Total Carbohydrate=43 g
食物繊維=Dietary Fiber=2 g
糖質=Total Carbohydrate-Dietary Fiberですので、糖質は41gとなります。
今回はパスタで、Sugars=0であるところから、パスタの生地に砂糖が含まれていないことがわかります。
海外の表示から100gあたりの糖質を求める
57gあたりの糖質ですので、100gあたりですと、41×100/57=72gの糖質が含まれていることがわかりました。(ちなみにパスタは茹でることで水分を吸い込むのと、茹でる際にでんぷんが流れでるので、茹でた後の100gあたりの糖質は乾燥状態よりも低くなります。参考まで。)
たんぱく質や脂質についても念のため
脂質はTotal Fatsのところから、タンパク質はProteinのところの数字を拾って頂ければ、問題ありません。
海外製品や海外サイトの糖質量を見る際の参考にして頂けたら幸いです。
では、また!