こんにちは、フスボンオーナーです。今回は糖化とは何か？について説明していきます。
糖化とは？AGEsとは？
AGEsという言葉をお聞きになったことがある人も多いかと存じます。
AGEsはAdvanced Glycation End Productsの略で、タンパク質と糖が加熱されてできた終末糖化産物のことを指します。
糖化と一言で言っても大きくわけて２つの糖化があります。
それは、「食品が製造される過程でおきる糖化」と「身体の中で起こる糖化」です。
前者を生体外糖化反応、後者を生体内糖化反応といいます。それぞれ説明していきますね。
生体外糖化反応について
これは、高温で砂糖とタンパク質や脂質を調理するときに生じます。
糖化されたタンパク質や脂質は、30%程度が消化されて体内に取り込まれます。ドーナッツが茶色く変色したり、こんがりきつね色のパンケーキは糖化していることの証拠です（メイラード反応といいます）。
調理中には、糖化反応によって発癌性物質の前駆体であるアクリルアミドもできてしまいます。
最近まで、糖化反応が健康に与える影響は取るに足りないものだと考えられてきましたが、近年の研究でとても重大であることが分かってきました。
これまで多くの研究が糖尿病に関して行われてきましたが、糖化反応は網膜症や心臓病などの発症にも大きく関わっているとのことです。
生体内糖化反応について
生体内糖化反応は、主に血液中に吸収された単糖（糖の最小単位）とタンパク質の結びつきで起きます。
HbA1c（ヘモグロビンエーイチシーと読み、単位は％）という血液検査の項目をご存知の方も多いと思います。 ヘモグロビンもタンパク質の一種なので、血糖値が高い状態が続くと糖化されたヘモグロビンができます。
糖化された物質は体内からゆっくりと排出されますが、糖化生成物の半減期は細胞の平均寿命の約2倍にも及びます。 赤血球細胞は、体内で最も短い寿命で約120日で、糖化されたヘモグロビンの半減期は240日です。
この仕組みによって、糖化されたヘモグロビン／すべてのヘモグロビンを測定することによって、日中変化しがちな血糖値に頼らないで糖尿病の診断が可能となっているわけです。
AGEsは、終末糖化産物受容体＝RAGE (receptor for Advanced Glycation End Product)と結び付くと、強い酸化剤として細胞に炎症を引き起こし、糖尿病、心臓病、アルツハイマー病、癌、末端神経障害、難聴、失明などの原因となります。
神経細胞など寿命の長い細胞、コラーゲンのように寿命の長いタンパク質やDNAではダメージが長時間蓄積されます。また腎臓の糸球体、目の網膜細胞、ランゲルハンス島のβ細胞など代謝の活発な細胞でも、ダメージが蓄積しやすいことで知られています。
さらに血管の上皮細胞は糖化によって直接傷つけられ、冠動脈の入り口など血流の多い場所にアテローム性動脈硬化症などを引き起こすこともあります。
糖化反応は、老化現象の主原因として、アンチエイジングの観点から注目されるだけでなく、上記のようにさまざまな疾患の原因となり、健康維持と深いか関わりを持つ現象であるため、注目を浴びています。
糖化・AGEsを防ぐには？
AGEsは、たんぱく質と糖質が合体してできる物質ですので、その2つを合体をさせないことが予防になります。 お肉やお魚はなるべく加熱時間を短くすることによってAGEsを少なくすることができます。
お魚は生で食べられる青魚などはオメガ3も同時に摂れるため、オススメです。 生体内糖化反応を防ぐには、体内のたんぱく質を減らすわけにはいきませので、血液中の血糖値を低くすることが唯一の解決策になります。
つまり「糖質制限」が鍵となってきます。 フスボンは、砂糖や小麦粉を使用していないため、生体外の糖化も最低限にとどめ、低糖質に仕上げ食物繊維もたくさん含んでいるので、生体内の糖化をほとんど引き起こすことがありません。
フスボンを活用して、生体内でAGEsを生み出しにくい低糖質な食生活を実践してみてはいかがでしょうか。
