こんにちは!フスボンオーナーです。 本日は、キヌアについて詳しくご紹介します。
原産は南米のアンデス地方
キヌアはエクアドルやコロンビア、ボリビア、ペルーなどのアンデス地方原産のヒユ科の植物です。
1粒2mmほどの穀物で、5000~7000年前には野生のキヌアの採集による利用が始まり、インカ文明の時代から穀物として作られてきました。
インカ文明では「穀物の母」として神聖な作物と見なされ、トウモロコシと同じく貴重な作物でした。
キヌアの糖質および栄養成分
インカ文明のころから作られてきたとはいえ、日本では比較的新しい食べ物で、一般的には馴染みが薄いため、日本食品標準成分表2015年版(七訂)には、栄養成分の記載がありません。こういった場合はどうすればいいのでしょうか。
こういった場合は、アメリカの栄養成分データが入手できるNutrition Dataというサイトがあります。ここで、英語名で検索窓に食材を入れると栄養成分のデータを入手できますので、よかったら皆さん利用してみて下さい。
今回はキヌアですので、英語表示では、Quinoaとなります。早速、enter food nameの窓にQuinoaと入力してみましょう。カテゴリーの欄はとりあえず、All Categoriesのままで構いません。
そうすると、CookedとUncookedが出てきますが、今回は生のキヌアの栄養成分が知りたいので、Uncookedを選択します。
100gあたりの栄養成分が見たいので、Serving size:を100gに設定します。そうすると下部のNUTRITION INFORMATIONのところがAmounts per 100 gramsに
変わります。
このように、左上がカロリー、その下が炭水化物と食物繊維、その下が脂質、右上にタンパク質、その下にビタミン、ミネラルと続きます。
海外のラベルの読み方については、海外の栄養成分表から糖質量を知るには?の記事で詳しく説明していますので、分からない場合は参照してみてください。
まずカロリーですが、368kcalであることがわかります。次に炭水化物量ですが、64.2g、食物繊維量が7.0gとあるので、糖質量は57.2gと分かります。
そして、脂質が6.1g、右上に移ってタンパク質が14.1g、ナトリウム量がsodiumの部分から、5mgであることが分かります。
キヌア(生)100gあたり栄養成分
糖質57.2g、カロリー368kcal、たんぱく質14.1g、脂質6.1g、食物繊維7.0g、ナトリウム5mg
Self Nutrition Dataから引用しています。
さて、キヌアには100g中60g程度の糖質があるので、糖質のことだけを考えれば、そこまで沢山とってはいけない食材だと分かりました。
フスボンではアサイークリームチーズwithキヌアとして、食感を楽しむためにトッピングとして用いています。
古くからインカの主食として重宝されてきたキヌアは、NASAが「21世紀の主要食」として、宇宙食としても理想的な栄養素と認めたことからも話題になっています。
キヌアには、2つの大きな特徴があります。
たんぱく質が豊富
雑穀としてはたんぱく質が比較的豊富で、100gあたり14gと玄米の約2倍のタンパク質が含まれており、9種すべての必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
ビタミン・ミネラルが豊富
ビタミンE、ビタミンB2を豊富に含み、特に鉄分とカルシウムは玄米の10倍含まれています。